回路図がない基板から、
復元・再製作の手掛かりを

「メーカーがない」「設計者が退職した」「図面が残っていない」。現物から部品と配線を調べ、修理・代替・再製作の可能性を整理します。

PCB REVERSE ENGINEERING

調査できること

  • 部品型番・定数・極性の確認
  • 表裏配線と導通の確認
  • 電源・制御・入出力ブロックの推定
  • 2層基板の回路図・実装図の復元
  • 廃番部品の代替候補検討
  • 再製作基板の設計・試作
対象について
現時点で回路復元を明記できる対象は、配線を追跡できる2層基板です。多層基板、樹脂封止、部品下配線などは、調査可能範囲を先に確認します。
現物診断・調査 10万円〜

基板の状態、層数、規模、必要な成果物を確認してから正式価格を確定します。

PROTOTYPE CASE

現物基板から資料を復元し、再製作基板まで試作

設計資料のない基板を確認し、回路図と実装図を作成。その情報を基に再製作基板を設計・実装しました。

01

復元対象の現物基板を調査

表裏の部品、パターン、コネクター、導通を確認し、回路の接続関係を追跡しました。

回路復元の対象となった現物基板の部品面
現物基板・部品面
回路復元の対象となった現物基板のはんだ面
現物基板・はんだ面
02

回路図・実装図を復元

確認できた接続を図面化し、部品位置と配線を再製作へ引き継げる形に整理しました。

現物基板から復元した回路図の加工済みプレビュー
復元した回路図(詳細を加工)
現物基板から復元した実装図の加工済みプレビュー
復元した実装図(詳細を加工)
03

再製作基板を試作

復元資料を基に基板を再設計し、部品を実装した試作基板を製作しました。

復元資料を基に製作した試作基板。基板名は加工済み
再製作した試作基板(基板名を加工)
この事例について

本事例は再製作基板の試作まで行いましたが、製品化・量産には至っていません。守秘義務に配慮し、基板名と図面の詳細を加工しています。

REPRODUCTION AND MEASUREMENT

現物調査・回路復元・波形確認まで実施

設計資料のない基板について、現物の部品と配線を調査し、回路図を復元。再生基板を製作し、元基板と再生基板の双方で動作波形を測定しました。

01

復元依頼基板を調査

部品面とはんだ面を確認し、部品定数、パターン、接続関係を追跡しました。

回路復元を行った現物基板の部品面
復元依頼基板・部品面
回路復元を行った現物基板のはんだ面
復元依頼基板・はんだ面
02

回路図を復元

現物確認と測定結果を基に、回路構成を再製作へ使用できる図面として整理しました。

現物基板から復元した回路図の加工済みプレビュー
復元回路図(詳細を加工)
03

元基板と再生基板の波形を確認

元基板で複数箇所の波形を測定し、再生基板でも出力波形を確認しました。

元基板の測定波形例

元基板で測定した波形の一例
元基板での測定例 1
元基板で測定した別の波形例
元基板での測定例 2

再生基板の測定波形例

再生基板で測定した波形の一例
再生基板での測定例 1
再生基板で測定した別の波形例
再生基板での測定例 2
波形写真について

測定点と測定条件の対応記録が残っていないため、元基板と再生基板の波形を1対1で比較したものではありません。双方で波形測定を行った事実を、測定例として掲載しています。基板名と回路図の詳細は加工しています。

RELATED SERVICE

紙回路図が残っている場合は、CADデータ化にも対応

紙、PDF、画像で回路図が残っている場合は、編集可能なKiCadデータへトレースできます。BOM、ネットリスト、Altiumへの移行もご相談ください。

紙回路図のCADデータ化を見る →

調査から試作までの進め方

最初から再製作を前提にせず、調査結果を確認しながら次の段階へ進みます。

写真・概要確認

表裏写真、寸法、用途、症状、必要数量を確認します。

現物診断

基板をお預かりし、調査範囲と難易度を確認します。

回路・資料復元

導通と部品情報を照合し、確認済みと推定を区別して資料化します。

再設計・試作

必要に応じて代替部品を選定し、再製作基板を試作します。

まずは基板の表裏写真から確認します

基板サイズ、用途、故障症状、希望する成果物も分かる範囲でお知らせください。

基板調査を相談する →

写真から概算見積を試す →
FAQ

回路図がない・廃番になった基板のご相談

基板の状態と、必要な成果物によって進め方は変わります。よくあるご質問をまとめました。

回路図がない古い基板でも相談できますか?

はい。まず基板の表裏写真、寸法、用途、症状と、必要な成果物を分かる範囲でお知らせください。現物の部品や導通から調査できる範囲を整理します。配線を追跡できる2層基板が中心で、多層基板や樹脂封止などは事前に確認します。

廃番部品やメーカー対応が終了した基板も再製作できますか?

部品の代替候補や再製作試作を検討できます。ただし、回路の確認状況、部品の入手性、必要な機能や評価条件によって対応できる範囲は異なります。調査前に修理や完全再現を保証するものではありません。

調査だけの費用と、再製作までの費用は同じですか?

異なります。現物調査・解析、回路図の復元、再設計、試作などは作業範囲が異なります。PREPの「工程別概算合計」は選択した工程の合計です。調査だけの金額と混同せず、必要な工程と成果物を確認してご相談ください。概算は目安であり、正式見積もりは実物確認・仕様合意後です。

紙やPDFの回路図が残っている場合は?

紙・PDF・画像に回路図が残っている場合は、回路図を読み取り、編集可能なCADデータへトレースする方法があります。KiCad編集データとPDF回路図を標準とし、BOMやネットリストはご要望に応じて対応します。基板からの回路復元とは別の作業です。

PREPで選択した工程の概算を確認する →

紙・PDF回路図のCADデータ化を見る →

基板の写真・状況から相談する →